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このコラムは、仕事をするということ① つらいことがあっても働き続けられた理由とは の続きです。
2つの例
重い荷物を持とうとしました。でも、一人では持ち上がりません。困っていると、通りかかった人が、一緒に、荷物を持ち上げようとしてくれました。でも、残念ながら、それでも、持ち上がりませんでした。すると、三人目の人が加わってくれました。そして、三人がかりでやっと、重い荷物を持ち上げ、運ぶことができました。
この話、皆さんもお気づきかもしれませんが、作り話です。それでは、もう一つ、作り話です。
信号待ちをしています。ただ、この交差点で、右に行けばよいのか、左に行けばよいのか、分かりません。スマホの画面を見ても、そこに現れた地図と周りの景色が一致しません。ひょっとすると、住所を間違えたかもしれません。「いやはや、困ったことになった。」そう思っている間に、信号が変わりました。でも、どちらにいってよいかわからないので、脇に避けて、周りを見回していました。信号が変わるたびに、たくさんの人が、行き来します。その人たちの通行の邪魔にならないように、脇には避けたまま、何回か信号が変わるのをやり過ごしました。この話は、ここで終わりです。
2つの例からわかる、働くときに大切にしたいこと
この二つの話で、お伝えしたいことが二つあります。
一つ目は、一人でできないことでも、何人かの力を合わせるとできる。ということです。現実の仕事では、ほとんどのことが、一人ではできません。いろいろな人の力を合わせないと仕事ができないし、成果も出ません。
二つ目は、自分が困ったとき、あるいは、だれかと力を合わせてなにかをしようと思った時には、そのことを伝えないといけないいということです。道がわからなくて、信号の脇でじっとしていても、周りの人からは、何故立ち止まっているのか分かりません。そもそも、道を歩いている人には、立ち止まっている人間がいることすら見えていないかもしれません。でも、そんな時、一言、「すみません。道を教えてください。」と声をかければ、必ず、誰か立ち止まって、教えてくれると思います。仕事でも、同じことです。自分のやりたいこと、困っていることは、上司や同僚に伝えなければ、分かってもらえません。
少し整理をします。仕事をするには、
・一人では、できないことがほとんどで、いろいろな人の力を合わせてやることが必要です。
・人と力を合わせるには、自分の考えていること、やりたいことやれること、困っていることなどを伝えなければいけません。
ということが大事です。
ここまでくると、みなさんにも、見えてくるものがあると思います。つまり、仕事をするということは、いろいろな人とコミュニケーションをとりながら、力を合わせてするということです。でも、このコミュニケーションをとることが得意でないときは、どうすればよいでしょうか? 安心してください! 練習すればよいのです。ここ、ブライトの戸をノックして、「こんにちは!」と声をかけてください。